インド旅行「働くインドの人々」

おととし、インド旅行に行きました。
ほとんどを首都のニューデリーで過ごしました。
一緒に行った友人の知り合いが
インドの男性と結婚されたそうで、その方の新居にお邪魔しました。
お相手の男性は、「マハラジャ」の血を引く
もと貴族さまみたいで、とても裕福な家系のようでした。
もう結婚されて3年以上で、新居も1年以上前から建てているそうですが
なぜが、玄関横の塀や庭の敷石などが工事途中でした。
「まだ新居、完成していないの?」と友人が聞くと
「いつまで待っても、たぶん完成しないと思う…」という
不思議な返事が返って来ました。
興味をそそられて、いろいろ聞いてみると
インドでは、カースト制の関係からか
職業それぞれに、とても厳格な世襲制度があるらしいのです。
「レストランのオーダー係」ならお父さんもおじいさんも
家族はみんなその仕事だけ、
「庭石を敷く仕事」なら、代々それだけ…
みたいな感じで、それがカーストになっているそうなのです。
そして、他の仕事が入るまでは
ごはんを食べていくために「仕事が完成しない様に続ける」らしいのです。
家を建てたりすると、様々な職種の職人さんが出入りし、
常に誰かが「次の仕事がない」状態になってしまうみたいで
結局、家が完成しないと言うのです。
なんだか「むちゃくちゃな話だな…」と思い聞いていました。
次の日、ちょっと高級めの
北インド料理のレストランで、ディナーを取ったのですが
そこでも、前日の話を思い出させる出来事がありました。
テーブルが10席くらいの、狭い店内に
7〜8人の店員さんが働いています。
見てみると、「オーダー係」の人は
テーブル2つに、一人くらいの担当でいます。
ホテルの様に「ドアを開ける係」の人もいます。
そして、まだお客さんが食事をしている最中にもかかわらず
「床を掃除する係」の人は、忙しそうにぞうきんがけをしています。
インドの人たちは、とっても働きものなのですが
日本では、ちょっと考えられないシステムに
とても戸惑いました。